段々寒くなってきたね。この季節になると思い出す歌があるんだ。
前回紹介した「どん底のファイティング・ポーズ」の続編とも言うべき歌。

暑い夏から秋になって、とてつもない虚無感に襲われた上京一年目の秋。
そんな中、作ったんだこの曲は。

夢を抱いて、東京にやって来たのに何も出来ない自分が哀しくて。
ほんと♪恨んでばかりいた♪(苦笑)

ギター片手に家の中に閉じこもって、曲ばかり書いていたあの頃・・・
生きていくエネルギーは弱かったけど、曲に込められたエネルギーは強かった気がするな。

ちなみに「表情」と書いて「いろ」と読ませるんだ。

「表情のない街」
作詞・作曲／宮西良治

街のノイズに犯されて　目に映るものすべて汚れてく
疲れ果てた暮らしの中　誰も皆　顔の表情を無くした


ぎゅうぎゅう詰の電車の中　押し潰される写真
大切な　あの娘の笑顔も歪んだ
腐れ切った夜のネオン　照らすのは嘘ばかり
真実を　映し出す鏡などないさ
描いた夢ひとつひとつ　手のひらから零れ落ち
気づいた時もう既に　
身動き取れない　昨日までの日々　恨んでばかりいた・・・
街のノイズに犯されて　目に映るものすべて汚れてく
疲れ果てた暮らしの中　誰も皆　顔の表情を無くした


光を失った瞳　動きを感じないMy Heart
それでも　季節は移ろう事に気づいた
春から夏を通り過ぎ　冷めていく枯れ始める
希望など　色あせてしまう街TOKYO
この頃ふと思い出す　まだ蒼かったあの頃
閉ざされた田舎町で
がむしゃらに歌い　がむしゃらに叫び　明日を待っていた・・・
街のノイズに犯されて　目に映るものすべて汚れてく
疲れ果てた暮らしの中　誰も皆　顔の表情を無くし
街のノイズに犯されて　目に映るものすべて汚れてく
疲れ果てた暮らしの中　俺もまた　顔の表情を無くした

High School Memory　　Sleep Walking　　溢れ出る夢　　素直にFall in Love
ロンリー・ナイト　　TONIGHT〜真夜中の逃避行　　思いのままに　　強く逞しく
二重人格　　一握りの勇気　　何が欲しいのか？　　Tears Rain　　誰もが叫んでる
悲しみ乗り越えて　　受け止めてあげるよ　　未来　　大切な人　　オレンジの波音
突破口　　新しい光　　明日を夢見て眠ればいい　　甘えた心を吹き飛ばせ
いつまでも傍にいて　　最後の夜汽車　　どん底のファイティング・ポーズ