俺が上京して最初に住んだ街は埼玉県草加市。
アルバイト先に通う電車は、日比谷線直通、東武伊勢崎線。
びっくりした事に、夏、くそ暑いのに２台に１台はクーラーがない。
日本一の都会なのに何故？
だってこの電車、上野、秋葉原、銀座、六本木を通るんだよ。
この驚きを、うまくいかないその日暮しの生活と引っ掛けて歌にしたんだ。
珍しく、答えの無い現実逃避の曲だよね。
多分その頃、辛かったんだろうねぇ。
夢を追いかけ上京したのに、生きてくだけで精一杯の毎日が・・・

　　　　　　　　　　　　

「Sleep Walking」
作詞・作曲／宮西良治
編曲／松ヶ下宏之

４０℃をも超える　通勤ラッシュでは
滴り落ちる汗を　拭き取りぬぐう事も許されず
地下の中　全開された窓からは
レールの　泣き叫ぶ音が耳をつんざく
いつか　時限爆弾　仕掛けてやる
怒りを胸に秘め　今日も階段　駆け上っていく
Sleep Walking　乾いた瞳　Sleep Walking　無くした言葉
Sleep Walking　破れた鼓膜　ただ　夢の中　踊るだけ


コンピューターに　支配されたオフィスでは
衰えていく視力　気にしながらデスクに向かってる
上司の出世の為　押し付けられた仕事
ストレスの洪水　やる気など飲まれていく
いつか　時限爆弾　仕掛けてやる
あきらめ背負って　今日も階段　駆け下りて行く
Sleep Walking　乾いた瞳　Sleep Walking　無くした言葉
Sleep Walking　破れた鼓膜　ただ　夢の中　踊るだけ

Sleep Walking　何も見えない　Sleep Walking　何も言えない
Sleep Walking　何も聞けない　ただ　夢の中　踊るだけ
Sleep Walking　乾いた瞳　Sleep Walking　無くした言葉
Sleep Walking　破れた鼓膜　ただ　夢の中　踊るだけ
Sleep Walking　Sleep Walking　Sleep Walking



2001年7月今月の詩　　　　2001年9月今月の詩